<議会改革>議員の調査活動は審議は終了

◎ 要旨

 2001年7月9日、議会改革特別委員会の委員会の審議が終結した。事務局の構成内容では、その充実を求めた。議会図書室の充実整備では、インターネットパソコンの挿入などを求めた。その内容を、9月議会の本会議に提案することになった。また、個人視察制度の導入は賛成少数で否決されたが、思いのほか賛成者が多かった。
 3年間にわたって、審議を続けてきた議会改革特別委員会の審議は、これをもって全部終結した。
 ここで討議されたものは、議会改革特別委員会の審議すべて吉田が問題提起した項目でした。

◎ 主な論点

 事務局の構成内容では、委員会は、その機能充実を求めたが、委員会の結論として、次の内容で一致した。
 「今後の嶺員活動において、地方分権等を鑑み、議員提出嶺実の立案及び調査能力等の向上を目指す議会事務局組織の一層の充実を推進されたい。」この主旨は、議員提出議案の条例制定に際して、そのサポートをする職員を置くことを求めたものである。ただし、一方で町田市は、職員の総定数を削減することを求めており、議会要望として表現することになった。

 また議会図書室の問題では、委員会は、その機能充実を求めたが、委員会の結論として、次の内容で一致した。
 「議会図書室は、地方自治法の趣旨を踏まえ、図書室としての機能を十分発揮できるよう充実されたい。なお、次の諸点については早急な検討改善を図られたい」として、次の項目を指摘した。

 1.議会図書室規程等の設置
 1.インターネット機能を備えたパソコン及びコピー機能を備えた印刷機等の設置
 1.蔵書(磁気媒体含む)及び各種刊行物、議員の調査研究に資するための資料等の整備
 1.蔵書、資料等の設置内容の情報提供

 現在、議会図書室に、ネットパソコンが1台導入されているが、それは行政が保持するもので、議会が保持するものでない。自前のものを持とうとしているのである。一般図書のあり方では、資料を検索すること、CD-ROM資料の導入などをもとめた。

◎ 問題点(個人視察制度)

 関西方面の自治体で実施されている、「個人視察制度の導入」を提起したが、賛成少数で否決された。
 常任委員会、特別委員会の視察では、全委員がそろって視察をすることを前提としている。
 会派政務調査費を使って視察にいくことは、認められているが、実質的には、その積算費用に個人視察文は想定されていないと説明した。

 この視察が、会派視察と異なって公務視察に相当し、幾人かの議員には関心をもたらした。そのことも手伝ってか、約半数の委員が、賛成の立場になったくれた。そかし、過半数を占めるには至らなかった。

◎ エピソード

 他に、議員全員の意見をきくべしとの意見も出されていたが、3年間も審議したことをあわせて、その意見は取り下げられた。